大学生の就職率の裏に隠された秘密!中学生に高専という選択肢を

働き方
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はじめに

就職の内定率についてのニュースが気になったので、就職内定率から高専という選択肢もあるよ!ってのをここで伝えたいと思います。

自分は高専の専攻科卒で、幸いにも就職難を経験せず、日本有数(だと思ってる)の大企業に就職することができました。

自分の時もリーマンショック後の氷河期にあたる世代でしたが、
世間でいう「厳しい就職活動」とは縁が遠かったなと今でも思ってます。

この経験と就職率のデータから高専という選択肢もあるよ!ってのを感じて頂けたらと思います。

特に、親御さんへ。

昨今の就職率

まず、昨今の就職率について、文部科学省のHPに乗っている、データを確認してみましょう。

これを見ると、ニュースでみるパーセントや割合だけでは見えてこないものが見えてきます。

下の表と図は、昨年2018年度の各学校を卒業した人から進学した人、就職した人を差し引いたもので、「就職できなかった人数」と「その割合」を男女別に表してます。

*実際は卒業できなかった人等例外も含まれてますが、大きくはズレてないはずです。

これをみると、圧倒的に大学生特に学部卒で「就職できなかった人」が多いのがわかります。

昔に比べ、大学への進学率はあがっているとともに、その分就職も進学もできてない人がいる。ってことですね。

またおもしろいのは女性の割合で、学部から修士、博士なるに従い「就職できなかった人の割合」が増えてることがわかります。

つまり、女性は大学に進学したらその時点で狭き門へ足を突っ込むことになるのです。

で、高専卒を見ていただけるとわかるのですが、「就職できなかった人の割合」がたったの3%弱なんです。他と比べて、圧倒的に就職率が高い。

高専ってどんなとこ?っていうのは別の記事で書くとして、なんでこうなるの?って疑問の個人的な答えとしては、卒業生がめちゃくちゃ少ないってのが大きいと思ってます。

そこそこ専門知識を身につけた安月給で雇える希少な人材がいる。けど少ない。ってなると就職倍率が跳ね上がるのは当然です。

特に取り柄のない大学生を採用するより、コストパフォーマンスが圧倒的にいいのは明白だよね。

というのが、データから見て自分なりに考えた、「高専という選択肢もありだよね?」って提案になります。

でも、もちろんいいことだけではないです。

高専を選択するデメリット

もちろん、高専を選択するデメリットもあると思ってます。

大きく2つかな。

① 視野が狭まるかも

入って5年間ほぼ同じメンバーで勉強や行事を行うのでコミュニティが狭くなる。あと専門的な授業に偏るので、デザイナーとかモデルとかそういった別の道が閉ざされがち。

② 低賃金になりがち

就職は苦なくできるけど、入ってからが大変。同期の学部卒や修士卒とやってることは変わらないのに、給料は短大卒と同じで低賃金。しかも賃金の割にはこき使われがち。

と、この2点は自分も味わったデメリットかな。求人見るとやっぱどこも高専は短大卒扱いで賃金低めだなーと思った記憶ありです。

もちろん、人によってはバリバリ高い給料で働いてる人もいるので、あくまで一例ではあるけどね。

ただ、こういうデメリットもあるよってことで。

まとめ

まとめるとこんな感じかな。

・大学生に比べ、就職率という観点で高専はズバ抜けて良い

・在学中はコミュニティが狭くなりがちで就職後は低賃金でこき使われる可能性がある

最後に、

昨今の世の中の流れから、親御さんも中学進学、高校進学の時点でその先の大学や就職を意識してるとは思うけど、いい大学入ればいいじゃん!大学でやりたいこと見つけたらいいじゃん!って考えではなく、

「高専への進学」も1つの選択肢

として考えてみてね。

んじゃ、おつかれー。

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